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ゆっくり魔理沙「SES企業による経歴詐称強要について解説するぜ」

5月 15, 2025

魔理沙「今日はSES企業による経歴詐称の強要について解説するぜ」

霊夢「またブラックなネタね。でも、そういう裏事情こそ知っておきたいわ!」

【1. SES企業とは何か】

魔理沙「まずは『SES企業』について説明するぜ。SESってのは『システムエンジニアリングサービス』の略で、エンジニアをクライアント先に常駐させて働かせるビジネスモデルのことだぜ。

形としては“準委任契約”だから、派遣とは違って指示命令系統は元の会社にあることになってる。だけど、実態は現場で指示されてることも多くて、グレーな働かせ方になることもあるんだよな。

例えば、人手不足の企業が即戦力を求めてSESからエンジニアを借りる、って構図だぜ。」

霊夢「なるほど、現場に送られて開発に関わるけど、指揮命令の関係がちょっとややこしいのね。」

【2. 経歴詐称って何をするの?】

魔理沙「経歴詐称ってのは、エンジニアのスキルや経験年数を偽って、実際よりも優れた人材のように装うことだぜ。

例えば、未経験なのに『Java歴3年』『要件定義から対応可能』なんてプロフィールを作成するよう強制されたりするんだぜ。職務経歴書やスキルシートも全部ウソってこともあるぜ。」

霊夢「そんな嘘、バレたら一発アウトでしょ。どうしてそんなことやるのよ?」

魔理沙「理由は単純だぜ。エンジニアをより高い“月単価”で売りたいからだな。」

【3. なぜそんなことが起きるのか?】

魔理沙「SES企業はクライアントにエンジニアを“月額●万円”で契約してるんだが、経験が多いほど高く売れるからな。

例えば、未経験なら50万円が相場でも、経験3年ってことにすれば70〜80万円の契約になることがあるんだぜ。」

霊夢「つまり、見かけのスペックで売値が変わるってことね。家電のスペック偽装みたいなもんか。」

魔理沙「そのとおりだぜ。だから、SES企業は“スペック盛り”をして、現場に送り込もうとするわけだな。」

【4. 実際に行われている強要の手口】

魔理沙「経歴詐称をさせる方法はこんな感じだ:

  • 架空のプロジェクトに参加したことにされる
  • 経験していないスキルを書き込むよう指示される
  • 面談で話す内容を丸暗記させられる
  • スキルチェックテストを別人に代行させる

例えば、AWS未経験者に『構築から運用まで一通り経験』って書かせるなんてこともあるぜ。」

霊夢「そんなことさせられて、現場でトラブったらどうするのよ?」

魔理沙「そのときは“本人の責任”って逃げられるパターンも多いんだぜ。エンジニアに全部押し付ける構造になってるのが怖いとこだな。」

【5. 法律的にはどうなのか?】

魔理沙「ここは重要だから、丁寧に解説するぜ。

まず、経歴詐称そのものは違法の可能性が高い。詐欺罪や業務妨害、個人情報保護法違反にあたることもある。

ただし――

補足ポイント:刑事罰が必ず適用されるわけではない。

詐欺罪には『だまして利益を得る意図(欺罔意思)』や『損害を与えること』が必要で、これを立証するのが難しいケースもあるんだぜ。
多くは民事上の損害賠償請求や契約違反の扱いになることが多い。

例えば、クライアント側が『スキル詐称で損失を被った』って訴えてくれば、損害賠償になる可能性もあるけど、刑事事件化はハードルが高いんだな。」

霊夢「違法の可能性はあるけど、訴えるのも簡単じゃないってことか。現場で泣き寝入りする人も多そうね。」

【6. なぜ見逃されるのか?】

魔理沙「理由は3つあるぜ:

  • SES業界の構造が多重下請けになってて、責任の所在があいまい
  • 現場担当者はスキルの“本当の中身”を確認する時間も余裕もない
  • エンジニア不足で“多少の問題は目をつぶる”現場もある

例えば、5次請け・6次請けなんてレベルの構造になると、どこが経歴詐称をやったのかすら追えないんだぜ。」

霊夢「なんかもう、IT業界というより“情報の闇鍋”ね…」

【7. 被害に遭わないためには?】

魔理沙「自分の身は自分で守るしかない。具体的には:

  • 会社の評判をネットで徹底的に調べる(SNS・口コミ・転職サイトなど)
  • 経歴詐称を強要されたら、記録を取っておく(録音・チャットログなど)
  • 労働基準監督署、弁護士、NPO法人などに早めに相談
  • 正社員としてIT企業に入る選択肢を検討するのもアリ

例えば、“すぐ案件がある”“スキルシートは会社が用意するから大丈夫”なんて甘い言葉には注意だぜ。」

霊夢「詐欺まがいの求人って、ある意味詐欺師よりタチ悪いかもね…」

【8. SES企業経歴詐称強要の要点まとめ】

霊夢「えーっと、SES企業ってのはエンジニアをクライアントに常駐させるビジネスモデルで、スキルの高さで月単価が決まるのよね。
だから、会社は経歴を“盛って”売ろうとする。その過程で、実際に未経験者にウソの経歴を書かせたり、面談の台本を覚えさせたりする。
そういう詐称行為は違法の可能性があるけど、訴えるには証拠と根拠が必要。見抜きにくくて業界構造的にも責任が不透明だから、やられる前に自衛が大事ってことね!」

魔理沙「完璧なまとめだぜ。補足までバッチリ押さえてるな。
特に法的な部分は“やったら即逮捕”ってわけじゃないが、やる側も巻き込まれる側もリスクがデカいってのがポイントだぜ。今日の解説はここまでだぜ!」

  • この記事を書いた人

たけし

30代インフラエンジニア。DPro卒業生。

テンプスタッフ・テクノロジー株式会社などの正社員として特定派遣やSESで働く。
炎上案件や元請けSIerプロパーのパワハラに嫌気が差し自社サービス開発企業に転職。

充実した日々を送る中で、駆け出し時代に1から仕事を教えてくれた上司や助けてくれた先輩、病んでいたとき支えてくれた仲間のおかげで今があると気づき、悩めるエンジニアたちのキャリア相談にのりはじめる。

未経験からエンジニア転職したい方、客先常駐を辞めてサービス開発したい方にプログラミング独学法や未経験可・Web系求人探しのコツ、ブラック企業の見抜き方を紹介。

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