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ITパスポートに最短合格する勉強方法|SES1年目エンジニアにおすすめIT入門資格

11月 4, 2023

未経験からエンジニアを目指すなら取得したい国家資格のITパスポートに最短で合格する効率的な勉強方法を現役エンジニアが解説します。

SIerに常駐してネットワーク・サーバの運用保守やヘルプデスクなどのポジションで働くSES企業の1年目も、IT系資格合格を目標にするならまずはITパスポートがおすすめ。

働きながらでも就業後や土日、通勤・昼食中のスキマ時間などで勉強すればIT未経験でも高確率で合格できますので、一緒に学んでいきましょう。

おすすめな人

実務未経験からエンジニアを目指している人

情報系の大学や専門学校の受験生または在校生

IT企業に就職したいまたはインターンシップに参加したい大学生

ITの基礎知識を受験を通じて身につけたい社会人

会社からITパスポートの取得を命じられた人

人事評価UPや希望部署への異動等のために合格したい人

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ITパスポートの基本情報(受験料・難易度・合格率・出題範囲など)

ITパスポートの受験料

ITパスポートの受験手数料は7,500円(税込)です。

ITパスポートの難易度

ITパスポート合格までに必要な勉強時間の目安は、ITの知識がまったくない初心者ですと約180時間、ITの基礎知識や実務経験がある方ですと約100~150時間と言われています。

ITパスポートの合格率

ITパスポート試験の過去5年ほどの合格率は50%前後です。

ITパスポートの最新シラバスVer.6.3で出題範囲:Ver.5.3

ITパスポートのシラバス(試験における知識・技能の細目)試験要綱(出題範囲、試験時間、出題形式等を記載)について説明します。

2024年10月の試験からシラバス(Ver.6.3)になります。出題用語が約100語追加されました。

あなたが市販の参考書や問題集を購入する場合、それがITパスポートのシラバスVer.6.3に対応しているか必ず確認してください。

また、試験要綱Ver.5.3になりました。

ITパスポート試験の「出題範囲」が一部変更になっているのでご注意ください。

ITパスポート合格はエンジニアの面接で評価されるのか

結論から申し上げますと、エンジニアの転職活動においてITパスポートという資格単体では書類選考や面接で評価されづらい(無資格よりはマシ程度)です。

ITパスポートという資格自体ではなく、その取得エピソードを通じて「自発的に学習する意欲がある人材」であることのアピールにつなげれば実務未経験であってもエンジニアの面接で評価されるでしょう。

ITパスポート+他に取得した資格との組み合わせやポートフォリオ、英語力(TOEIC)との合わせ技によって内定獲得につながりやすくなります。

エンジニアの面接で評価されるとしたら国家資格なら基本情報技術者試験以上の難易度の資格、ベンダー資格ならCCNAやLPIC、ORACLE MASTERなどがあげられます。

ちなみに、ヘルプデスクなどIT知識・スキルが求められる事務職よりの職種では重宝されますし、ITパスポートに合格していると任せてもらえる仕事の幅が広がります。

SES企業にIT未経験から転職してSIerに常駐している駆け出しエンジニアの場合、1年目の目標設定でITパスポートの合格を掲げるケースが多いので、人事評価を高めるためにも合格しておきたい資格です。

ITパスポートは資格の学校に通わず合格できる

未経験からエンジニアを目指している知り合いがITパスポートを取得するために資格の大原の対策講座を受講していました。

個人的にはIT未経験で知識ゼロでも教科書とWEB問題集だけで2~3か月あれば合格できる資格なので、前述のとおり面接でそれほど評価されないITパスポートを取るためだけに3万円弱を費やすのは費用対効果が低いと感じます。

しかし、資格の大原などの学校は初めてITの勉強をする人向けに基礎からわかりやすく解説している授業が受けられ、試験範囲の知識が体系的に学べるテキスト・問題集や本試験形式の模試もあり、講師への質問や自習室の使用もできるなどのメリットがあります。

独学ではやる気がわかない、わからない点を自力で解消できないから先生に質問したい、働きながらの勉強は挫折しそうなどと感じたら利用を考えてみてください。

ITパスポートに最短合格する勉強方法

ITの基礎知識を身につける

ITパスポートの問題は出題分野がストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)の3つで出題範囲は広範囲にわたります。

この3分野の基礎知識がない状態では過去問を解こうとしても専門用語が理解できませんし、それをひとつずつ調べるのは時間がかかって手間なうえにわからないことだらけで問題を見るのも嫌になってしまうでしょう。

そこで、まずはITパスポートの試験範囲が体系的にまとめられ、イラストや図解などを駆使してわかりやすく解説している教科書を読むのがおすすめです。

シラバス6.3にも対応しており、1冊あればITパスポートに合格できる教科書です。

Amazonの販売ページや書店で試し読みをしてみて、あなたが読みやすいと感じた方を選ぶのがいいでしょう。

用語の意味を調べたい場合はITパスポート試験ドットコムの「ITパスポート用語辞典」を活用してください。

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また、文字を読むより動画で視聴する方が頭に残りやすい場合は、スキマ時間にスマホで気軽に学習できるスタディング ITパスポート試験講座を受講するのがおすすめです。

無料で学べるITパスポートのWEB問題集を解く

私のおすすめはPing-tITパスポート過去問道場です。

どちらも無料で利用できるので「問題を解く→解説を読んで理解を深める」を繰り返して正解数を増やしていきましょう。

個人的にはITパスポート過去問道場の方が最新の過去問を解ける分ping-tよりもおすすめですが、どちらも実際に利用してみてあなたが使いやすい方を使えばよいと思います。

過去問を解く際はあなたが受験するITパスポートのシラバスに対応しているかをご注意ください。

目安としては過去3年分くらいの過去問を解いて、合格ラインを越えられそうだと自信がついたらITパスポートを受験するとよいでしょう。

ITパスポート試験の疑似体験と受験申込

ITパスポートは試験会場(日本各地にある)のパソコンを使用してテストを行うCBT方式で受験します。

試験会場や日程は自分の都合に合わせて選ぶことが可能。

ITパスポートの公式サイトではCBT方式の試験を自宅で疑似体験できる「CBT疑似体験ソフトウェア」を配布しているので予行演習として活用するとよいでしょう。

ITパスポートの受験申し込み方法についてはIPAのサイトで解説されています。

ITパスポートの次に取得したい資格

ITパスポートに合格できたなら、次はどの職種のエンジニアの面接でも評価される基本情報技術者試験を取得するのはいかがでしょうか。

あなた自身のキャリアビジョンにもよりますが、インフラエンジニアを目指すのであればCCNAやLPIC(またはLinuC)の取得もおすすめです。

プログラミングスキルを身につけてWeb開発エンジニアを目指すのであれば、あなたが学んでいるプログラミング言語やクラウド(AWS、GCPなど)の資格を取得したうえでポートフォリオとともにアピールするとよいでしょう。

おすすめ転職エージェント

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  • この記事を書いた人

たけし

30代インフラエンジニア。DPro卒業生。

テンプスタッフ・テクノロジー株式会社などの正社員として特定派遣やSESで働く。
炎上案件や元請けSIerプロパーのパワハラに嫌気が差し自社サービス開発企業に転職。

充実した日々を送る中で、駆け出し時代に1から仕事を教えてくれた上司や助けてくれた先輩、病んでいたとき支えてくれた仲間のおかげで今があると気づき、悩めるエンジニアたちのキャリア相談にのりはじめる。

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