世界のサイバーセキュリティ最前線を体感したい技術者必見──。
2025年11月、国際会議「CODE BLUE」が再び東京・高田馬場に帰ってきます。
最新の脅威動向から先進テクノロジーまで、世界各国のトップエンジニアが知見を交わすこの場は、セキュリティ業界に身を置くなら見逃せないイベントです。
本記事では、CODE BLUE 2025の魅力と参加メリットを徹底解説します。
CODE BLUE 2025とは?
世界トップクラスの専門家が集結
CODE BLUEは、サイバーセキュリティ分野における世界トップレベルの研究者・エンジニアが一堂に会する、日本発の国際会議です。
2025年もその伝統を受け継ぎ、国内外の最前線で活躍するプロフェッショナルたちが、最新の攻撃手法や防御技術、政策課題まで幅広いトピックについて発表・議論します。
過去には欧米・アジア各国からセキュリティ界の第一人者が来日し、実践的かつ高度な知見が飛び交いました。
その内容の深さ・質の高さから、国内外での評価も年々高まり、今では世界中から注目されるイベントとなっています。
最新のサイバーセキュリティ動向を共有
近年、サイバー攻撃の高度化やAI・IoT・量子暗号などの技術革新により、セキュリティの在り方も急速に変化しています。
CODE BLUE 2025では、こうした最先端のトピックに関する講演やディスカッションが多数予定されています。
ゼロデイ脆弱性の実例や国家レベルのサイバー戦略、さらには社会的影響まで、セキュリティに携わる技術者・政策立案者の双方にとって貴重な情報が得られる貴重な機会です。
国際的な情報交換と交流の場
CODE BLUEでは単なる聴講にとどまらず、参加者同士のディスカッションやネットワーキングも重視されています。
各国から集まった研究者・開発者と直接意見を交わせる場としても好評で、情報交換やコラボレーションの契機となることも少なくありません。
会期中は、ネットワーキングパーティやスポンサー企業によるミートアップも開催され、分野を越えたつながりが生まれるきっかけが多く用意されています。
日本とアジアの研究者を世界へ発信
日本およびアジアの研究者にとって、世界の舞台で成果を発信するチャンスが限られているという課題があります。
CODE BLUEでは、日本語および英語の同時通訳や資料の英訳サポートが整備されており、英語に不安のある登壇者も積極的に挑戦できます。
また、登壇者には登壇料や渡航費の補助があるなど、登壇ハードルの低さも魅力の一つ。
実際、過去にはCODE BLUE登壇をきっかけに、海外のカンファレンスから招待される例もあります。
「CODE BLUE」の名称の由来と意義
「CODE BLUE」とは、医療現場で緊急事態発生を知らせる言葉。
セキュリティ分野における危機的状況に立ち向かうべく、最高の専門家たちが知見を共有しあう場として、この名が選ばれました。
創設者は、セキュリティ業界での豊富な経験を持つ篠田佳奈氏。
彼女は、「Black Hat Japan」の運営や「AVTOKYO」の立ち上げなどを通じて、日本発で、プロフェッショナル向け、ベンダー中立な国際会議の必要性を強く実感し、CODE BLUEの設立に至りました。
CODE BLUE 2025開催概要とアクセス情報
開催日程と会場の詳細
CODE BLUE 2025は、2025年11月16日(日)から19日(水)までの4日間にわたって開催されます。
前半の16〜17日はハンズオン形式のトレーニングプログラム、後半の18〜19日は本会議(カンファレンス)が実施されます。
会場は、東京都新宿区にある「ベルサール高田馬場」。
住友不動産新宿ガーデンタワーのB2階と1階に広がるこの施設は、最新の設備とアクセスの良さが魅力です。
参加者の快適さを追求したレイアウトで、講演会から展示、ネットワーキングまで多彩なシーンに対応しています。
なお、参加には事前のオンライン登録が必要で、トレーニングとカンファレンスはそれぞれ別料金となります。
チケット種別や早期割引、学生割引の詳細は公式サイトで順次公開予定です。
アクセス方法と最寄り駅
「ベルサール高田馬場」は、以下の交通アクセスが可能です。
- JR・西武新宿線 高田馬場駅(早稲田口)から徒歩5分
- 東京メトロ東西線 高田馬場駅(7番出口)から徒歩6分
- 副都心線 西早稲田駅(1番出口)から徒歩7分
都心の主要駅からもアクセスしやすく、新宿・池袋エリアからの乗換もスムーズ。
出張参加でもスケジュール調整しやすい立地です。
会場の設備と特徴
ベルサール高田馬場は、最新のAV機器やWi-Fi設備が整い、各種セミナーや展示にも対応可能な複合イベント施設です。
B2・1Fの2フロア構成で、登壇セッションとブース展示を分けて効率的に回遊できる設計になっています。
また、カフェスペースや休憩エリアもあり、集中した後に一息つける環境が整っています。
感染症対策として換気・消毒なども徹底されていますので、安心して参加できます。
参加登録方法とチケット情報
参加登録は、公式サイト(https://codeblue.jp/)から行います。
登録は例年8月頃から開始され、トレーニングとカンファレンスは別途申し込みが必要です。
【チケット種別の一例(※過去実績参考)】
種別 | 内容 | 価格目安 |
---|---|---|
トレーニング1日券 | 実践講習1日参加 | 約10万円〜 |
カンファレンス一般 | 講演2日間参加 | 約6万円〜 |
カンファレンス学生 | 学生証提示で割引 | 約1万円前後 |
※2025年版の最新価格は公式発表をご確認ください。
公式サイトと問い合わせ先
最新情報や登壇者情報、登録ページへのリンクは、すべて公式サイトに掲載されます。
- 公式サイト:https://codeblue.jp/
- お問い合わせ:contact@codeblue.jp(英日対応)
CODE BLUE 2025注目のプログラムと見どころ
トレーニングとカンファレンスの内容
CODE BLUE 2025では、前半2日間のトレーニングセッションと、後半2日間のカンファレンス本会議に分かれた構成となっています。
トレーニングは、各分野で高い実績を持つ講師陣が直接指導する少人数制のハンズオン形式で、マルウェア解析、バイナリ解析、リバースエンジニアリング、フォレンジック、脆弱性診断など、実践的なテーマが並びます。
カンファレンスでは、国際的に著名な研究者やホワイトハッカーたちが、ゼロデイ攻撃、国家的脅威、サイバー戦略、セキュアコーディング、IoTセキュリティなど、時代の最先端を走るテーマについて講演。
全セッションは日英同時通訳つきで、言語の壁を感じさせない運営がなされています。
登壇者の一部は公募で選出されており、世界中から新進気鋭の研究者が登場するのも魅力。
既存の常識を覆すような、刺激的な内容にも期待が高まります。
コンテストやワークショップの紹介
CODE BLUEでは、知識をアウトプットしながら楽しめるセキュリティ系コンテストやワークショップも同時開催されます。
たとえばCTF(Capture The Flag)形式のハッキング競技では、国内外の学生や社会人がスキルを競い合い、トップチームには賞金や表彰も。
さらに、ブロックチェーン、AIセキュリティ、OSINT(オープンソース情報収集)などをテーマとしたワークショップも開催予定。
講義形式とは異なり、参加者自身が実際に手を動かすことで深い理解が得られます。
スキルアップとネットワーク拡大の一石二鳥を狙うなら、積極的な参加がおすすめです。
スポンサー企業のブース出展
毎年、国内外の大手セキュリティベンダーやIT企業、スタートアップがスポンサー企業としてブースを出展します。
展示エリアでは、最新の製品デモやソリューション紹介が行われるほか、採用情報やキャリア相談の場としても利用されています。
過去にはGoogle、Trend Micro、NTT、LINEなど名だたる企業が出展しており、直接話ができる貴重な機会です。
企業の技術者と技術談義を交わすこともでき、実務につながる情報が得られると評判です。
ネットワーキングパーティの開催
イベント期間中の夜には、参加者同士の親睦を深めるネットワーキングパーティも開催されます。
カジュアルな雰囲気の中、登壇者・聴講者・スポンサー関係者が一堂に会し、立場を超えて自由に交流できます。
軽食やドリンクが振る舞われ、話しやすい雰囲気の中で情報交換が可能。
SNSでは「ここでの出会いがきっかけで転職が決まった」という声もあるなど、キャリア形成にも一役買っています。
日英同時通訳の提供
CODE BLUEでは、すべての講演において日本語と英語の同時通訳が提供されます。
これは、海外の登壇者による英語セッションが多い一方で、日本人研究者の発表も重視しているため、両方向に対応した通訳体制が整備されているのです。
この配慮により、英語に不安のある日本の参加者も安心して講演を理解できますし、逆に日本語のセッションにも海外の聴講者がアクセスできるため、真の意味で「国際会議」としての役割が果たされています。
CODE BLUE 2025参加者のためのポイントと注意事項
参加対象者とおすすめの理由
CODE BLUEは、サイバーセキュリティに関心を持つ技術者・研究者・学生・官公庁関係者を対象としたプロフェッショナル向けのカンファレンスです。
登壇内容は高度で専門的ですが、初心者向けトレーニングや通訳サポートも整っており、スキルに応じた学びが得られる構成になっています。
特におすすめなのは、以下のような方々です。
- 実務に活かせる技術を学びたいエンジニア
- 世界のセキュリティトレンドを把握したい研究者
- 海外の専門家と交流したい起業家・スタートアップ関係者
- セキュリティ人材としてキャリアアップを目指す学生
一部セッションは初心者向けに設計されており、基礎から応用まで幅広く学ぶことが可能です。
服装や持ち物のアドバイス
服装は、ビジネスカジュアルが基本。
トレーニング参加時はノートPCの持参が必須で、スペック要件が事前に案内されますので、事前確認を忘れずに。
また、以下の持ち物があると安心です。
- 名刺(ネットワーキングや企業ブースで活用)
- ノート・筆記用具(セッションメモ用)
- モバイルバッテリー(会場での充電混雑回避)
- 身分証明書(入場登録確認用)
- 公式アプリまたはQRコード(受付時使用)
寒暖差に備えて、上着やストールを持参すると会場内の冷暖房対策になります。
会場内のマナーとルール
CODE BLUEでは、参加者全員が快適に過ごせるよう厳格な行動規範(Code of Conduct)が設けられています。
迷惑行為や不適切な発言、無断撮影などは禁止されており、違反が認められた場合には退場措置もあります。
また、会場内での飲食は指定エリアのみ許可されており、セッション中の出入りや私語は控えるよう求められます。
各種案内は公式アプリでも配信されるため、事前インストールをおすすめします。
混雑予想と対策
人気セッションでは会場が満席になることもあり、早めの着席が推奨されています。
特に午前中や午後一番の時間帯は混雑しやすく、登録受付も時間がかかる場合があるため、開場30分前の到着を目安に行動すると安心です。
昼食時の飲食店も周辺では混雑しがちですので、あらかじめコンビニで購入しておく、会場の軽食サービスを利用するなど、時間を有効に使う工夫が重要です。
最新情報の確認方法
イベント当日までに、公式サイトやSNSアカウント、メールニュースなどで最新情報が随時公開されます。
プログラム内容や登壇者の変更、当日の注意事項などもあるため、次の方法で情報収集をしておくと安心です。
- 公式サイト:https://codeblue.jp/
- 公式X(旧Twitter):@codeblue_jp
- メールニュース登録(サイトより可能)
スマートフォンからすぐにアクセスできるよう、事前にブックマークやフォローを済ませておきましょう。
CODE BLUE 2025まとめと参加のメリット
CODE BLUE 2025の魅力の総括
CODE BLUE 2025は、サイバーセキュリティの世界最前線を体感できる、国内では他に類を見ないハイレベルな国際会議です。
「Black Hat Japan」「AVTOKYO」などの経験を礎に、創立者・篠田佳奈氏が立ち上げたこのイベントは、日本発でありながら、世界と真っ向から交流・発信できる貴重な場を提供しています。
講演内容の質、登壇者の顔ぶれ、通訳や設備といった運営体制の完成度まで、すべてがグローバル基準。
それでいて、日本人参加者へのサポートも厚く、誰にとっても「今行くべきイベント」と言えます。
参加によるスキルアップの機会
トレーニングでは、第一線の実務者から直接手ほどきを受けられ、最新の攻撃手法や防御テクニックを実践的に学べます。
業務では触れられない高度かつリアルな知識が得られ、即戦力としてのスキルが格段に向上するはずです。
さらに、カンファレンスでは、未来を見据えた研究発表や政策議論にも触れられ、技術者としての視野が一段と広がる体験になるでしょう。
国際的なネットワークの構築
世界中の専門家・技術者と直接交流できるCODE BLUEは、キャリア形成においても大きなチャンスです。
ネットワーキングパーティや展示ブースでの会話から生まれるご縁は、将来的な共同研究や転職、起業のきっかけになることも。
一人で参加しても、開かれた雰囲気の中で自然と人脈が広がっていくため、人見知りの方でも安心して交流が図れます。
今後のキャリアに活かせる経験
CODE BLUEに参加した経験は、エンジニアとしての信頼性や意欲の証にもなります。
企業によっては参加を奨励しているところもあり、研修の一環として捉えることも可能です。
登壇経験やコンテスト入賞は、履歴書やポートフォリオにも書ける大きな実績になります。
自分のスキルを客観的に見つめ直し、次のステップへ進むモチベーションにつながるイベントとして、ぜひ活用していただきたいです。
公式サイトでの詳細情報の確認
CODE BLUEは、開催が近づくにつれて登壇者の詳細やセッションスケジュールが随時アップデートされます。
参加を検討中の方は、まず公式サイトにアクセスし、最新情報をこまめにチェックしてください。